2011/10/16

照れるたくま

幼稚園から帰った後すぐ、たくまとみいちゃんは夕食の野菜を畑に穫りに行った。
二人とも、軍手をして。
みいちゃんは何でも切れるハサミと発泡スチロールの箱を携えて。
畑に行ったら、ひいおじいちゃんが「おばあちゃんは、しっこに行って 、もんて
(戻って)来ん。」言っている。
確かにひいばあちゃんは、まだ家に居た。
そうか「しっこ」だったんだ。
種蒔きはひいおばあちゃんの専売特許らしい。
でも、なかなか来んでえ、押し車移動だもの。

夕食の野菜の収穫は、まず、大根葉。
気を揉んでるひいおじいちゃんの傍で、間引くように、大根葉を抜く。
たくまは「抜きたくて、抜きたくて」、「次は?」「次は?」とせかす。
ひいおじいちゃん「間引いてないとこは、全部間引いてくれや。大きゅうならんけ。」
夕食の分だけだと思っていたのだが、たくまも張り切っているし、残りを全部やった。

次は、倉庫を隔てた坂の下の畑で、もうすっかり大きくなった大根の収穫だ。
並んで坂の下の畑に歩きながら、みいちゃんはたくまに
「すごいね。力がでたね、助かるよ。」と言った。
たくま 「・・・・・・・・」
みいちゃん 「うっ・・・・・!!、たくま照れてるの?」
たくま 「・・・・・、そんなに言わんとって。」
えっ、たくまくん、君は「4歳」だ。照れるのかい。

坂の下の畑に着いた。
大きく実った大根2本、ますます勢いの付いた たくまくん の手により、
やすやすと、収穫され、
みいちゃんのなんでも切れるハサミで、要らない葉っぱと土を落とされ、
発泡スチロールの箱に収まった。
たくまくん、両手で発泡スチロールを持ち上げ、坂の上の畑へ。
力持ちだ。スーパーマンに変身したようだ。

ひいおばあちゃんは畑に戻っていた。
押し車で来た事など、忘れたように、
てきぱきと、種を蒔き、後処理をひいおじいちゃんに指図していた。

たくまは、坂の上の畑で、さっき引いた大根葉を
発泡スチロールの大根の上に入れた。
大きな荷物を持つと、前が見えない。
落としそうになりながら、家まで持ち堪えた。
みいちゃんが持って帰ったのは、なんでもよく切れるハサミだけだ。

夕食は、菜飯と根野菜の味噌鍋。
みんな「美味しい。美味しい。」と言ってよく食べた。

たくまくん、君は素敵だよ。

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